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佐々木くん、皆さん、今日は。神山です。
> ようやく前期の講義が全部終わり、ヘーゲル研のレジュメに頭を痛めています。
佐々木くん、ISMの皆さん、ほんたうにお疲れ様。
こちらは、夏が短いので8月迄休みになりません。うらやましい。
> >なぜなら、<過渡期>であって、そのあとの<構造再編>は
> >歴史的にいかに位置づけられるべきか考えよう」
>
> 一生段階論ですからね・・・。いくらでも段階とか構造だとか言ってれば永遠に
> 続きます。労働の矛盾のシステム、資本のシステムではないのですか。彼らにとっ
> ては。いいですねえ・・いつも段階で、いつも次の段階(構造)の過渡期なんです
> からねえ・・・。
北原によると、資本主義は、資本主義一般、独占資本主義、国家独占資本
主義という三層理論体系で捉へられる。最後の国独資は、戦後は、「冷戦
」という「歴史的条件」に規定されてゐたが、90年代には、ポスト冷戦下
国独資に再編された、小区分ができるが、これは何層に分けてもいい、な
ぜなら、理論は国独資までで、これが法則性(規則的反復性と傾向)の解
明だからださうです。苦しい弁明ですが、かれの説はまあ、センスのいい
ところも多々ありますが、マルクスとは正反対の理論的態度です。
> >社会主義以外になんの段階が来るんかいな?
> >とおもってしまいます。
>
> 労働する個人の振る舞いで社会を区別しないのですから、彼らには分からないで
> しょう。目で見た特徴が変われば、新たな段階なんでしょうね・・・笑。
社会学的「変動」論では、変動だから、ずつと続くのです。進化するわけ
です。
しかし、類的本質という自然の形態において、社会という媒介形態は産出
中と、産出後と2段階しかないのです。
> >日本資本主義なんて言葉まだつかってるのかと、あきれま
> >す。暗くて憂鬱な論議ですね。
>
> 世界的な社会的連関の形成が、世界レベルの資本の公共性を明らかにしている現
> 代にこの議論とは・・・。マルクス経済学とは何なのでしょうか?
北原の場合、国独資の規定は、冷戦と世界化が入り込んでをり、彼の体制
内矛盾から国家介入の必然性を説くといふ問題意識とごつたになってゐま
す。そもそも国独資といふ段階論を折衷した時点で『資本論』はゴミ箱の
中なのです。
> IT基軸の構造再編とか、アメリカの一人勝ちとか、そういう議論が大好きなよう
> ですね。アメリカとはシステムを超えた神なのでしょうか?
ITは確かに米国の国家戦略ですからね。ぢやあ、フランスでマクドナル
ドにペンキを塗つたおじさんの想定する関係が完結するかといふとしない
。われわれ社会主義者はこの社会主義を批判して理論に包摂するわけです
。
(佐々木くんのページ拝見して)
山形のサクランボ、この前仙台駅で食いましたが、うまいですね。やは
り、農産物輸入自由化のおかげです。
勤務校のHPに経済学部何でも質問箱ってのつけたのですが、学生さんが
書込んでくれません。私は、社会主義革命運動の一環として経済学者の振
りをして書込んでるんですが。
お暇な方は、公序良俗に反しないかぎりどんな名前つかってもけっこうで
すから書込みしてくださるとありがたいです。
http://eco1.sgu.ac.jp:40/ecoqbox/FMPro?-db=bbs.fmj&-lay=web&-format=view.html&-max=10&-sortfield=no&-sortorder=descend&-findall