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今日は、神山です。

>  神山さん,ISM研究会の皆さん,今井です。東京近郊に住んでいらっしゃる
> 方は,遂に今日(1999/07/21),空から恐怖の大王が降ってきたと確信したこ
> とでしょう。俺も禊をして,臨兵闘者皆陣列在前と唱えていました。おかげで
> なんとか露命を繋ぐことができたようです。

小学生のころから楽しみにしていたこの恐怖の日、ぜんぜん盛り上がりま
せんでしたね。資本主義のおかげで大衆の知的レベルが向上したのです。
五島勉先生も、あらかじめ、昔の著作で心配された方ごめんなさい、と謝
ってました。パワーダウン。私のおかげで、人類滅亡から遁れたといって
くれるかと期待していたんですが。


>  神山さん,お忙しい中,ism-studyの方に長文のコメントをアップしていた
> だき,誠にありがとうございます。本当はごくごく簡単なコメントをアップし
> て頂ければいいと思っていたのですが,期待を大きく上回る包括的なコメント
> で,感謝しています。それでは,ism-studyの方を始めましょう。

1メール1意見。こういう簡単なスタイルで気軽に投稿するほうがいいと
おもっていますが、今井さんのレジュメが余り大量なので、引用したらふ
えてしまったのです(言訳)。

>  けれども,現状の学術体制──(1)各大学が教育機関としてはともかく,共
> 同研究機関としては完全に無力であるということを露呈している;(2)そもそ
> も批判的理論の研究者の人数が減少している以上,大学とか地方とかそういう
> 空間的に限定されたレベルでは,共同研究が不可能になりつつある──を前提
> する限り,将来的には,このやり方でしか,批判的理論の共同研究は不可能に
> なっていくと思います。ですから,将来的なことを言うと,もしメーリングリ
> スト(及びその他のテクノロジー)を利用して共同研究ができないのであれ
> ば,もう今後は共同研究なんて不可能になると,俺は考えています。“えらく
> 短絡的な考えであり,極論だ”と思われる方もいらっしゃるかもしれません
> が,俺としては,現在の学術・教育・研究体制のもとで,それ以外のいかなる
> 展望をも持つことができません。

私は廻りに理論的な話し相手が宮田さんしかいません。批判知に携わる人
の社会空間的密度が低いのです。テクノロジーを介した交通が不可欠だと
思います。


>  この試みは失敗に終わるかもしれません。失敗にもいろいろな種類がありま
> す。ですが,失敗からノウハウを引き出して各参加者の中に蓄積することがで
> きるような,有意義な失敗に終わりたいと考えています。

ともかくやってみるなかで形が見つかるし、経験がいきる、くらいの軽い
フットワークでやらないと、気後れしちゃったり、モニターに向かうのが
いやになったりしますので、皆さん、発言たのみます。