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ISM研究会の皆さん,今井です。
すごい,ヤツが,いる。厚生省(現厚生労働省)・郵政省(現郵政事業庁)
が共同発表した報告書,「高齢者・障害者による情報通信の利用に対する人的
支援及びウェブアクセシビリティの確保に向けた課題と方策」──
http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/tsusin/000523j501.html
厚生省・郵政省は,この報告書を「高齢者・障害者」にはどうしても読んでも
らいたくないようだ。「高齢者・障害者」にまともに読ませないために,涙ぐ
ましい努力をしている。
日本は,いい国だ。神の,国だからだ。アメリカでこんなことをやったら,
リハビリテーション法第508条──
http://www.usdoj.gov/crt/508/508home.html
違反で障害者団体から訴訟を起こされるぞ。
因みに,Another HTML-Lint──
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/
で検証したところ,670個のエラーがあって,−(マイナス!)69点という名
誉ある点を賜わった。(文書型宣言がないからHTML 2.0として検証される)。
100点満点でマイナス69点というのは,初めて見たぞ。
厚生省・郵政省の職員は,お役人の中ではユーモアのセンスがあるようだ。
以下の文は微笑ましいブラックユーモアであろう。──
「また、中央省庁など公的機関のホームページについて
は、現状、充分なアクセシビリティが確保されていると
は言えず、この問題に対する認識を深めるためにも、関
係機関における取組が必要」(引用の際に,ご無体とし
か言いようがない全角スペースを削除)。
とりあえず,お前が取り組め。